【Houseless開催に寄せて】
この度早稲田茶箱にてHouselessが開催するにあたり、主催の吉田君とkakiさんから序文を頼まれた。
そこで改めてこのジャンルの成り立ちやサブジャンルを見ていくと、House Musicという概念の幅広さ、そしてその概念に鷲掴みにされた人々の数や星々の数ほどありそうなバリエーションの豊富さに思わずすくみあがってしまう。付け加えるならその成り立ちや黎明期の歴史に関係する、あやふやでゆるりとしたミステリーにも。

しかし、そんな骨子を捉えるのが難しい概念に唯一共通して言える事があるならば、House MuiscはDIYの精神を色濃く受け継いでいるのだと思う。House勃興の地シカゴから世界へ万世俯瞰に伝わる話やシーンにキラリと輝く星々と数多のダンスフロアという宇宙を作り上げた人たちの数がそれを証明している。

さて、今回のパーティではサブタイトルかのように―住宅展示会―というタイトルが付けられていて、各々のプレイを一棟ごとの家に例えている。
一見、すでに出来上がってるものを見せるかのようなニュアンスに聞こえるので自分は各々の音楽やムード、流れる時間やリアクションを組み合わせ、一棟の建築物を6時間というパーティ全体で構築していく概念のほうを推していきたい。その方が定まった完成形に押し留められない更新の余地があるし、自分たちDJ陣だけのものではなくこれを見て来てくれるかもしれない、貴方自身の手にもその概念を委ねる事が出来ると思ったからだ。

もしかしたら、それは脱構築主義建築やフンデルトヴァッサーハウスのような、各々の意匠が施された不思議で奇妙なものになるかもしれない。しかしそれでもいいのだ、Houseless（宿なし）よりきっと面白いだろうから。
(2021年7月末日 TORANEKO)

【DJ】
TORANEKO
2018年下半期にDJ活動を開始。2019年に早稲田茶箱にてTechno・Houseパーティー“GO UP”の立ち上げに参加。即興的かつ律動的なプレイを持ち味としつつ、DiscoとMinimal Techno、Chicago HouseとHard Technoなどジャンルの違う音楽を組み合わせフロアに上手く機能できるよう日々模索しつつ都内を中心に活動中。
普段はTechno中心ですが、今回は自宅の棚に眠らせてある色んなHouseをかけられたらいいなと思ってます。

JIMA
2021年4月に秋葉原MOGRAで初現場を経験した新人DJ。
いろんな方のプレイを見て勉強させていただきます。

CIGARE
乙女ハウス、きれいめなProg Houseとかのキラキラした音が大好物です。

MILK_TYA
音楽を聴いたりドールを撫でるのが好き。

FUNYA
HouseやEDMの周辺ジャンル等BPM120~130近辺のジャンルを中心として「気持ちよく踊れるDJ」をモットーにDJプレイを行う。 中学生の頃にSkrillexというアーティスト、GroundBreakingというアルバムに出会いクラブ文化との邂逅を果たし、2020年に開催されたMusicUnity2020に影響を受け自身も同年5月よりDJを始める。

KAKI0121
DJ活動以前からA-POPやTechnoのイベントで遊んでいたが、とあるTwitchストリーマーの配信を契機に2020年4月にDJ活動を開始。普段は4つ打ちのHouseやTechno、Popsを主軸にグルーヴ感を意識したミックスをプレイする。
2020年に南アフリカ発祥のDeep Houseの1種であるAmapianoを知り、以来四つ打ちとも異なる独特なグルーヴ感に虜になり、配信イベントを中心にAmapianoにてDJを行うようになる。
Houselessでも南アフリカの風、吹かせます。

YOSHIDA GENE 373
「ヨシダジンミナミ」
2020年より秋葉原MOGRAにてMusic be Variety #otovaraの主催を務める。
DJの他に兼ねて行っているダンサーや役者の経験を活かした、洋楽/Hip-Hopを始めとした多様なジャンルを一度に凝縮し誰にも似ない独自の表現を盛り込むプレイに定評がある。ちなみに吉田は本名ではない。

【参加方法】
PASSMARKETのイベント参加予約にてチケットを入手の上ご来場ください。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01q9q6gj9st11.html

1.参加申込チケットを入手（上記リンクより予約申し込み）
2.当日受付にてQRコードをご提示/COCOAの動作確認（運用14日以上必要*）
3.入場時に受付にて入場料をお支払い（2,000yen/1d付き）